青空カフェ「リリカル」
青空カフェ「リリカル」

「いずれ信州でカフェを開きたい」その夢を実現しました

解放的な青い空に映える可愛い建物で、立ち寄ってみたくなるようなこのショップ。こちらは山梨県北杜市の青空カフェ「リリカル」です。オーナーのリリさまが今年よりオープン。長年やっているエディトリアルデザインの仕事を今も続けながら週末はカフェを営業しています。

“いずれどこかでカフェを始める”という夢を温めていたリリさまは、やっと出会えた土地を購入。カフェの建物を考えていた矢先、本の広告で、おしゃれな小屋や物置を提案するメーカー「グリーンベル」を発見しました。近くにあった展示場に足を運んでみたら、さまざまな使い方ができる小屋が立ち並び、まるで小さな街のようになっていて感動したといいます。まずは仕事部屋、ユーティリティーとしてワークスガレージという製品を購入。

リリさまはその後、グリーンベルのスタッフに相談しながら、自由設計で作れるカフェプランを着工しました。カフェ「リリカル」としてスタートした小屋の様子を見せていただきましょう。

CAFE PLAN DATA
延べ床面積(小屋)/17.15㎡(5.18坪)
製品/自由設計でのカフェプラン
場所/山梨県北杜市小淵沢町6919-2
施工/株式会社グリーンベル

ツートンカラーの外壁と屋根のバランスが良い外観です

片流れ屋根と、ウッドデッキの上の指し掛け屋根が目を引くデザイン 。奥に見える小屋はワークスガレージ。
片流れ屋根と、ウッドデッキの上の指し掛け屋根が目を引くデザイン 。奥に見える小屋はワークスガレージ。
建物にはキッチンと部屋がひとつ、お客様用のトイレと手洗い場も。 屋外にはウッドデッキを拡張した飲食スペースが。
建物にはキッチンと部屋がひとつ、お客様用のトイレと手洗い場も。 屋外にはウッドデッキを拡張した飲食スペースが。
カフェは土日のみの営業です。「自宅のある神奈川県と山梨県を行き来して生活しています」
カフェは土日のみの営業です。「自宅のある神奈川県と山梨県を行き来して生活しています」

キッチンの隣の部屋はあえて飲食スペースにせず、リリさまの家族や友人が泊まりに来た時などに使えるよう部屋仕様に。
「小さいスペースの中にも使いやすさを求めました」(リリさま)。

キッチンの内装も機能的かつ、すっきりとおしゃれに

食スペースは屋外のみにして、小屋の中はカフェメニューを作るキッチンにしました。
飲食スペースは屋外のみにして、小屋の中はカフェメニューを作るキッチンにしました。
キッチンはエアコンも完備した、ちょうど良い使いやすい広さ。隣にもうひと部屋設けています。
キッチンはエアコンも完備した、ちょうど良い使いやすい広さ。隣にもうひと部屋設けています。
カフェで提供する食事を調理するリリ様。新鮮な食材を使い、心を込めて作っています。
カフェで提供する食事を調理するリリさま。新鮮な食材を使い、心を込めて作っています。
キッチンもリリ様好みのインテリアに。目に入りやすい場所に掛けたお気に入りの時計。
キッチンもリリさま好みのインテリアに。目に入りやすい場所に掛けたお気に入りの時計。
左・厨房の壁は白いタイルを張りました。清潔感もあっておしゃれな雰囲気。右・調理器具は取り出しやすいよう収納棚を壁付けに。
左・厨房の壁は白いタイルを張りました。清潔感もあっておしゃれな雰囲気。右・調理器具は取り出しやすいよう収納棚を壁付けに。

テイクアウトやイートインでの人気メニューはこちら

左・小腹がすいた時におすすめ(たまご・バターきゅうり)。右・一番人気だった冷やし中華は秋に向けて別のメニューに変わります。
左・小腹がすいた時におすすめ(たまご・バターきゅうり)。右・一番人気だった冷やし中華は秋に向けて別のメニューに変わります。
右・冷たいジンジャーエールは暑い日にぴったり。左・コロナビールもテラス席で楽しめます。
右・冷たいジンジャーエールは暑い日にぴったり。左・コロナビールもテラス席で楽しめます。

建物内に飲食スペースはなく、基本は外での食事か、またはテイクアウトです。「以前はずっと部屋の中でする仕事をしてきたので、その反動で食事は開かれた空間である屋外で食事するというのが夢でした」。お客様にはのんびりとオープンな気分で食べてもらいたいんです、とリリさま。

週末カフェをオープンするまでと、これからのこと

グリーンベルの小屋で、長年温めてきた夢を実現したリリさま。
グリーンベルの小屋で、長年温めてきた夢を実現したリリさま。「リリカル」のインスタグラムはこちら

15年位前に、リリさまは漠然と「いずれは自然豊かな場所でゆったりと何か自分がやりたいことをしたいなぁ」と考えていたといいます。「その頃は具体的に何をするかは決まっておらず、カフェをやることなども考えてはいなかったのですが、料理教室には通ったりしていました。その後は仕事や家庭のことなどで忙しく、この先のことなどすっかり忘れていて」。2018年頃、ふとした折に“自分は何か信州でやりたかったんだ”と思い出したのだそう。信州の土地を探し始めましたが、いいなと思える土地にはなかなか出会えず、もうこれが最後だとあきらめていた日の帰り道に、売地の看板を発見!ピンと来たリリさまはその土地を購入し、ここでカフェを始めることを決意したのです。

お店の横に建てたもうひとつの小屋は、当初は仕事小屋として活用していました。が、カフェを始めてからは外の備品を営業時間外にしまう場所になっているとのこと。
「お店をするには片付けものをしまうスペースが必要だと実感しました」。

また、カフェを始めた当初は神奈川と山梨の生活バランスは崩さないようにと思っていたそうですが、時にはカフェの仕事が忙しく、平日も山梨に泊まることも増えたのだとか。
現在はそんなふうに、状況に応じた小屋の使い方もしているそう。

「これからは、直感的にこれはこういう方がいいかなとか、こんなメニューが求められているなら出してみようかなとか、臨機応変に合わせていくのがいいと思っています。時代の変化が早いので、つどつどそれに合わせていくつもりです」そんな柔軟で前向きなお言葉も聞かせてくれました。

※Come home! webに掲載された記事を転載・一部改変しています

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